大学入学から留学を目指す人のためのTOEFL iBT勉強法(参考書編)

【2018年2月最終更新】参考書で新版が出ているところを更新しました。

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この記事を書こうと思ったきっかけ

TOEICの学習法は溢れるほどあるのに、TOEFLの学習法はほとんどない。

僕が大学1年生でTOEFLの勉強をはじめたときに思ったことだ。書店に行っても、TOEIC対策の本ばかりで、TOEFL対策の本は端に数冊。「TOEFL 学習法」とググってみても、MBA留学のためのものくらいしかヒットせず、それは大学入学してすぐの僕のニーズに合ったものではなかった。

それから数年。今もその状況は変わっていないという。TOEFLの学習をはじめた後輩からも困っているという声をよく聞いている。

ちなみに、僕は大学1年生の8月頃から本格的に勉強を開始し、10月の末に88点(120満点中)のスコアを獲得することができた。欧米の多くの大学は80点以上のスコアが必要とされることが多く、及第点であった。

そんな自分の経験が誰かに参考になってくれたら嬉しいし、TOEFLで目標スコアを獲得し自分の志望するところへ飛び立っていってほしい。

そう思って、このまとめを作ることにした。

そもそもTOEFL iBTとは

そもそも、TOEFL iBT とは何か、というところから始めよう。
TOEFL iBT は、アメリカのNPOであるEducational Testing Service(ETS)による実施されている英語能力を測るテストだ。英語能力を測るテストというと、日本では「TOEFL」がまず候補に上がるが、グローバルでみると「TOEFL iBT」がスタンダードといえる。TOEICは世界に出てみると「なにそれ?」状態の国も多い。TOEICが流行っているのは日本と韓国くらいといっても過言ではない。

グローバル標準で英語を測るテストとして使われる TOEFL iBT は、海外大学を受ける際の基準にもなる。というより、その手段として多くの人は利用する。ちなみに、TOEICを入学基準に設けている大学は極稀である。

また、TOEICと比較をするのであれば、TOEIC がビジネス英語を対象としているのに対し、TOEFL iBT は学術的な内容が中心となっている。そのため、大学の入学基準に採用されるのも納得というわけだ。

TOEFL iBT の「iBT」は、Internet Based Test の略。これと対照的なのが「PBT」と呼ばれる Paper Based Test。それぞれ、iBTはインターネットでオンライン上でPCに向かって行うもの。PBTは紙ベースで行うものとなっている。

※2017年10月以降、TOEFL PBT は「改訂版TOEFLペーパー版テスト」となり、iBTを受ける環境がない地域での試験に使われている。

基本的には、TOEFLには iBT とペーパー版テストがあるが、iBT の方を勉強すればOKというふうに覚えておけばOK。この記事でも、対象は TOEFL iBT の勉強法とし、解説を進めていく。

まずはじめにやるべきこと

まずは、TOEFL iBT の出題形式を掴むところから始めよう。

相手を知ることで、勉強の計画が立てやすくなり、学習効率がグッとあがる。また、ゴールが見えるようになることで、モチベーションもグッとあがる。孫氏の「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」はTOEFLにも当てはまることだ。

出題形式を知る上で有効なのが、以下の本。

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

TOEFL IBTの公式問題集(オフィシャルガイド)だ。
TOEFL iBT の例題および過去問が掲載されており、出題形式を把握することができる。それだけでなく、400ページ近くある本書をやりぬくことで、英語の基礎力がつく。問題も解説も含めて全て英語だが、そこは平易なワードで書かれているのでセンター試験レベルの英語ができれば問題ないだろう。むしろ、英語に触れる時間を増やすことができるという意味でプラスだ。これはマストアイテム。本当にマストアイテム。大事なことなので繰り返す。
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公式問題集での感覚をもとに、分野別目標スコアを設定する

TOEFL iBT には、Reading、Listening、Speaking、Writing の4つの分野がある。配点は、どれも一様に30点であり、合計120点となる。

公式問題集をひと通り終えると、自分の得意不得意が見えてくるはずだ。

その得意不得意、また自分の伸びしろを考慮して、「目標の総合スコアをとるために必要な各分野のスコア」を書き出すとよい。漠然と「80点とりたい」というのではなく、「Readingで25点、Listeningで18点…」としていったほうがゴールがより具体的になり、勉強を進めやすい。

例として、僕のケースを挙げれば、
80点の場合→R:25 L:18 S:15 W:22 総合スコア:80
90点の場合→R:26 L:20 S:18 W:26 総合スコア:90

という目標を定めていた。

一般に、日本の学校教育を受けてきた人の特徴として、ReadingとWritingでハイスコアを出しやすいと言われている。

実際に僕が88点をとった時をみても、
R:26 L:19 S:19 W:24 総合スコア:88
というように、ReadingとWritingで引っ張ることができた。

これらを参考に、自分の目標スコアを分野ごとに作ってみることをおすすめする。

分野ごとのアプローチ

Reading(リーディング)

リーディングは公式問題集で十分といった感もあるが、とりあえず不安であれば以下の本がおすすめだ。
僕は、不安だったので、一応この本に掲載されている全ての問題を解いた。

TOEFL iBT® TEST リーディングのエッセンス


リーティングの例題が27題収録されている。実践的なトレーニングを積むのに最適。公式問題集をやり終わって、なにか物足りないという時は、本書で練習していくとよいだろう。解説で納得のいかないところもあるが、そこは悩み過ぎないで飛ばしてよい。問題の質はTOEFL本家の問題が当然ながら素晴らしすぎるので、厳密なところはそちらに頼るべき。
詳細を見る≫

ちなみに、はじめて洋書を読んでみるという方向けに、おすすめ本と読み方について以前まとめておいたので、参考にしてみてほしい。Reading対策としては、普段から英語に触れることが重要である。その点、洋書はおすすめだ。

はじめて洋書を読んでみようという人へ。洋書の読み方&おすすめ洋書5選!
http://sanjose.main.jp/home/2013/02/27/foreign-books/

Listening (リスニング)

リスニングは、正直なところ、そこまでオススメできる参考書がない。

なので、一応一冊挙げておくが、それよりも公式問題集で実践を積み、あとはポッドキャストやオーディオブック等で生きた英語に触れていくほうがいいかもしれない。

ちなみに、僕の場合は、参考書にはほとんど手を出さず、主にオーディオブックを聴いていた。通学・通勤時間が長い人は特に、ポッドキャストやオーディオブックを利用するといいだろう。

iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング

挙げるとすればこの本。問題のパターンを掴んだり、問題慣れをするという意味では、有効な本といえるだろう。

Speaking(スピーキング)

スピーキングは最も学習しにくい分野であろう。

僕自身は、「スピーキングでは15点とれればOKで、他の分野でカバーしてやろう」という戦略をとっていた。15点くらいであれば、とりあえず「型」に当てはめて話せばとることができる。

「型」とは何かというと、例えば、

Q. Choose a person you admire and explain why you admire him or her? (あなたが尊敬する人を挙げ、なぜその人を尊敬するのか説明しなさい。)

という設問に対し、

―――――――
 A person that I I admire is …. .
 There are two reasons for this.(理由が2つあります)
 First, …. (1つ目は…)
 In addition, … (2つ目は…)
 In conclusion, … (理由を述べた後に、結論で締める)
―――――――

のように、英文の自然な流れに沿って答える。これが、「型」と呼ばれるものだ。

大学生であれば、レポートなどを書く際に、このような論理構成を学んでいるはずなので、それを実践すればよい。

しかし、「日本語では何といえばいいか分かっても、英語だと分からない…。」という人も多いだろう。

そんな人には、以下の本がおすすめ。リスニングではこの本が群を抜いてよい。本書を進めつつ、どんどん使える表現を自分の中で増やしていくといいだろう。

TOEFL TEST対策iBTスピーキング

スピーキングなら本書で決まり。
全部やるのは時間的にタイヘンだと思うので、他の分野とのバランスをとりつつ進めるとよいかと思う。一問一問、暗唱できるレベルまでやりこむと、効果が出てくる気がする。

それから、スピーキングと言えば気になるのが「発音」。
僕は、以下の本で克服した。書店に行くと、発音について色んな本が並んでいるが、フォニックス学習法にフォーカスした本書はかなりの逸材。

フォニックス“発音”トレーニングBook

フォニックスは、英語のアルファベット一文字毎の「音」を学習するというメソッド。ネイティブスピーカーの子供たちもこのようにして学んでいるとのこと。例外的な発音もあるが、まずはこれで軸をつくるとよい。TOEFL学習者に限らず、全ての英語学習者におすすめ。

Writing (ライティング)

公式問題集のところでも書いたように、公式問題集のライティングはアプローチの仕方が欠けていて、物足りない。

そこを補うのが以下の本。

解答への導き方が丁寧に記述されているだけでなく、TOEFL以外にも応用できるような「ナチュラルな英文の流れ」みたいなものも説明されていて、勉強になる。

【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版


ライティングならこれ。
30日間で一冊終わるように構成されている。本書で学んだ英文の書き方は、留学中にも役立った。本書をTOEFL受験の4日前に購入し、そこから練習問題は飛ばしてエッセンス的な部分だけ叩き込んだら、24/30を獲得することができた。受験英語で文法が固まっていれば、あとは英文の書き方についての知識を入れてあげるだけかと思う。

それから、ライティングと言えば、aとtheの使い分けに悩む人も多いかと思う。そんな人には以下の本がおすすめ。

aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界


読み物としても面白い。イメージとしてaとtheが捉えられるようになる。一度本書を読むと、以後英文を読む時に、aとtheに注意するようになり、その度に勉強になる。

英単語

正直、単語集に関しては、各々で合う合わないが分かれると思う。コツコツとリストから覚えるのが好きな人、文章の中で覚えるのが好きな人、楽しく覚えたい人…。

その中で、僕のとった戦略は、「単語帳で楽しく気軽に覚えて、あとは実際の英文を読みつつ身に着けていこう」というものだった。その際に有効なのが以下の本。

CD-ROM・DL付 完全攻略! TOEFL(R)テスト英単語4000

ゴロなどを使って楽しく覚えられる単語集。
英単語は、とりあえずどんな手段を使ってでもある程度詰め込む必要があると思う。

さいごに

このまとめでは「書籍」に絞ってみたが、有用なウェブサイトなども多くあるので、今後また別のまとめ作る予定です。どうぞお楽しみに。

何かありましたら、@motokiyoshida まで。

ps 洋書のまとめは下のリンクからどうぞ。Readingはやっぱり英語に触れることが大事です!
http://sanjose.main.jp/home/2013/02/27/foreign-books/

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